女性のいない世界 性比不均衡がもたらす恐怖のシナリオ(ちょこっと近況)
ご無沙汰して申し訳ございません。
かなり長いお休みをいただいております…。
今現在、再開の見通しがつかず、アクセスしてくださっている方々には、大変ご迷惑をおかけしてます
実際、創作する時間がなく、しかもこのひと月、自身のブログも更新できないほど、文章を紡ぐ時間すらも取れない日々が続いております。
やっと、やっと久々にキーボードに向かっていますが、周囲の雑音(おチビたちの要求)にもうすでに負けそうです(うっ
ですが、いい加減放置したくなくて、こうして合間を見て文字を綴っております…(冷汗)
ということで、お話の続きはもうしばらくお待ちしていただくことになりそうなのですが、ちょっとした呟きは即効で書けると思い、こうして書いております。
いつものごとく、ご興味ある方はお付き合いくださいませ。
もちろん、興味ない方は、どうぞこのままスルーしてやってください。
本当に……少し、この作品にも関係ある話なのですが、結局は自分の単なるつぶやきに過ぎない内容ですので…。
突然ですが、
今回のタイトル、先日インフォシークニュースで目にしたときはちょっとドキッと致しました。
《女性のいない世界 性比不均衡がもたらす恐怖のシナリオ》
詳しい内容は、よろしかったら上記のリンクか、このニュースの元となっているレポート(これ)を見ていただくとして…。
この本、自分にとってはすっごく高いんですけど
図書館にでも行って探して…またはリクエストして読んでみたいなぁと。
今までにも何回か書きましたけれども、
もともと、このブログを始めるにあたり、今までストックしてきて練りこんできた物語ではなく、設定は頭にあったけれど、話をあまり考えていなかったものを、ぶっつけで書くという…無謀な趣旨を強行してきたわけですが…。
つまり、自分としてはライブ感覚で書きながら、浮かんでくる設定を取り入れ、練り上げ…と、並行して作業をしていました。書きながら浮かんでくる設定が楽しくて、物語が形になっていったような気がします。
で、ぶっつけで書きながら、この設定面白そう…と思いながら取り入れて、自分のない頭で肉づけをしていったのですが…。
気がついたら、当初まったく思ってもみなかった女が少ない世界…が、メインの設定になっていました。
どうしてこのような世界になったのか…。思えば、色々あったような気もしましたが、当初は、「男が少ないという設定は意外と目にした事あるよなぁ」とか(その時ちょうど逆転大奥がやってましたね…)、その反対に「女が少ないという世界はどういう感じなのだろうか…」と、自分のお馬鹿な頭で想像しながら書いていました。
いつもですと、様々な話題からヒントを探して、調べて、それを物語の設定にするほうが多いのですが、この話に関しては、3分の2くらいが、思いつきから発展して、出てきた内容を調べ、自分の中でグダグダと考察しながら書いているのが多いという…。なので、物語としてはテーマや視点が、つい、ぼやけてしまいがちではないかと、いつも反省しきりなのですが。
それでもこのまま押し通して書いているのは、様々な発見があるからで、特にこの形式で物語を進めていく過程で、面白いなぁと発見した事は、後からシンクロが起こりやすく、「あー、これってそうだったんだぁ~」「そういう意味なんだ」という場面が、自分に多々あることです。
これから描くユナの人々の《一妻多夫制》も、設定を考えて書き始めていた頃に、ちょうどつけたテレビ番組でその特集をやっていたり。←参考になりました
女性性と男性性についてとか。
他にも小さいことですが、様々にあって、【暁と宵】は自分にとって書いていて楽しい作品です…。
で、今回はこの本。
今まで、こんなに女が少ない世界だとどうなるんだろう…と考えながら書いていた事が、情報として目の当たりになった、というか、現実味を帯びたというか…。
かなり自分としては興味深い内容でした。
リンクの記事を読むとわかるのですが、やはり女が減ると(つまり男が多いと)殺伐した世界になるであろうということ。(まぁ、一般に女が強いと平和な時代…と、よく言いますよね…。それと似てるだろうかと)
それで自分が一番気になっていた、『果して女が少ない世界では、どちらの性が優勢だろうか』ということが、このレポートには書かれております。
著者の描き出す“女性のいない世界”の現実は読み進めるのが辛くなる程に悲劇的である。その世界では、女性の希少性が増し、地位が向上すると考えるかもしれないが、現実はその正反対である。女性がいない世界では売春が増え、貧しい国へ嫁を買いに行く男が増え、嫁を買いに行く余裕のない貧しい国ではパートナーの見つからない若い男性が増える。そこは、女性が金銭で売買され、若い独身男性が犯罪を繰り返す世界である。
男性過剰はエネルギー・食料資源の枯渇、未知のウイルスによるパンデミック等と同様に、ローカルな問題ではなく、世界的な問題である。男女比アンバランスの問題がその他の諸問題と最も異なるのは、それが近い将来やってくるものではなく、既に世界を蝕んでいるものであるということと、その問題に注意が向けられていないとうことだ。
本レポートより
いつも自分の中で疑問を投げかけながら描いている世界でありますが、こうやってあるタイミングで詳細の情報をいただくことがあります。
それが面白くて、もしかしたら自分は小説を書いているのかもしれない、と思ったくらいです。
実は今でも、どうしてこのお話の世界を、女が少ないという設定にしたんだろう?と、疑問を抱きながら書いていますが、それだけこの果ての大陸は荒んだ世界である、ということを表現したかったのかもしれません。
このテーマは、もしかしたら今書いている話の枠の中では、答えは出ないかもしれませんが、このような過酷(描写はなるべくゆるく柔らかくしているつもりですが)な世界に、イェンラン達は生きているんだろうなぁ、と。
初めはこの話に全く形のなかったイェンランという少女が突如できて(ブログを始めたと同時でした)、娼館という設定が出てきて、その果てに女の少ない世界…が出てきました。当初の設定ではまるっきしそういうのはなかったのですが、これもきっと、何か意味があるんだろうなぁ、と思いながら書いています。
現在、最終章で止まってしまった感じで、しかもかなり長いお休みをいただいている状態で……本当に申し訳ありません。
……ある意味、ちょっとエネルギーを溜め込んでいる状況とも云えますが…
できるだけ早く再開したいと思います。
自分勝手ではございますが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです…。
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コメント
萩尾望都先生の『マージナル』も面白いですよ。
男性ばかりの星の物語で、マザという唯一の母がいる世界です。
(それは創られた世界なのですけどね)
色子制という、年若い男の子が、女としてその役割を担うというもの。
(ぶっちゃけ同性愛の世界ですね)
もしもよかったらご一読あれ。
投稿: aoao. | 2012年7月22日 (日) 午後 02時09分
aoao.さま、いらっしゃいませ!
本当にご無沙汰してしまってすみません。
いつもコメントありがとうございます。
萩尾先生のマージナル。
タイトルは存じていましたが、そういう内容だったのですねぇ。
探して読んでみます!
唯一の女(母)という設定は、
自分も違うお話(オリジナル)で持っていますが、
そういう性比不均衡という設定は想像力を掻き立てられますね。
(って、自分だけかしら…)
近いうちに遊びに行きます。
その時はまた、相手してくださいませ…。
投稿: kayan | 2012年7月22日 (日) 午後 05時49分