暁の明星 宵の流星 ♯183
「ジース・ガラム、しっかりなさい」
素早く耳打ちしたセツカの声に、ぼうっとしていたガラムはやっと我に返った。
気がつくと、目の前にあれだけ仇だと憎んでいた男の姿があった。
ガラムは久方に見るアムイを、じっと観察する。
──こいつ、こんな男だったっけ??
目の前の男は、さすがに昔とは違ってかなり大人びて落ち着いた印象になっていた。
自分の知っていた彼は、いつもピリピリと神経を尖らせて人を寄せ付けない、嫌な感じがする男だった。
その“嫌な奴”が最愛の姉の庇護の中、ユナの砦で生きている事自体、ガラムには不快極まりない事であった。
何回、姉に問いただしただろう。
『なんでよそ者のこいつを助けるの?』
『姉さんやめてよ!こんな事したら、姉さんが処罰されてしまうよ?!』
『ね、義兄さん達に相談しよう。ううん、早く司令官に引き渡してしまえばいい』
毎回同じ事を訴えるたびに、明るい笑みを返した姉。
『お願いだよ、姉さん……、こんな事がばれたら、流刑地に送られちゃうよ……』
そう言って泣くたびに、姉は優しく宥めるようにこう言った。
『私の事は心配しなくていいのよ。彼は重傷を負っているの。……彼が回復したら、もちろん砦に話すわよ。
それまでは内緒ね?』
「あの時は、世話になった……」
ポツリと目の前の男が口を開いた。まるで今まで泣いていたかのように、声が掠れている感じがするのは気のせいだろうか。
ガラムは背の高い相手に合わせて恐る恐る顔を上げた。
アムイの黒い双眸と自分の緑の目が交わった瞬間、思わず息を呑む。
(何て目で、俺を見る……!)
どう説明したらいいのかわからない。
アムイの深い漆黒のような瞳は、悲しみを帯びているだけではなく、まるで慈しむような、見ているだけで感情を揺さぶられるような色合いを湛えていたのだ。
「……あの時、君と君の姉さんが、傷を負って波打ち際に倒れていたのを見つけて助けてくれなかったら……。今の俺はここにはいないだろう。
本当にあの時は……感謝してもしきれないくらいの恩をもらったのに。
なのに礼も言わず、彼女の好意に甘えるまま逃げ去ってしまった……。後で君から彼女が亡くなったと聞いて、本当に申し訳ないことをしたと……。すまなかった」
まさかいきなり謝罪の言葉を耳にするとは思わなかった。ガラムは大きな目をますます見開き、じわりと潤みそうになる瞳を誤魔化すために数回瞬(まばた)きした。
「……俺……サクヤに宣言したんだ…お前と、ちゃんと話すって」
やっと出てきた言葉はこれだった。アムイは小さく「うん」とつぶやくと、ふっといとおしむような視線を遠くへとやった。
これだけで、アムイにとってのサクヤがどういう存在だったのかを、ガラムはまざまざと思い知った。
その視線の先に、サクヤがいる……そんな錯覚をしてしまいそうなほど、この男の中では彼は死んでなどいないんだ。
──そう思うと今度こそ本当に涙がこぼれてきそうだった。
サクヤが死んだ時、アムイはまるで彼を追うようにして意識をなくした。それだけ彼の死がアムイに落とした影は強烈だったろう。傍から見ていた自分達でさえ、よくわかったくらいだから。
今、サクヤが二人の間で、優しく微笑んでいるような気がしてならない。…ガラムとしては、サクヤとの約束を守れたという安堵の気持ちがそう思わせているのだと思っていたけれど……。
実際、アムイの傍には珍しくサクヤの存在があった。アムイ以外見ることはできないが。
ただ、それを言うと皆が動揺するかもしれないので黙っているだけだ。
近くにいるにはいるが、いつもは境の番で忙しいのか滅多に存在自体をアムイに見せることのないサクヤだ。それが今、含み笑いしながらガラムの周辺で漂っている。
(おい、そんなに嬉しいのか、サクヤ)
二人の間にどんな会話があったかは知らない。ただサクヤの状態を見れば、ガラムが自身の言葉に従ってここに来てくれたという状況に喜びを隠せないでいるのだけはわかる。その心の奥底では、自分の方は約束を守ってあげれなかったという後悔の念もちらほらと感じるのだが……。
「こうしてゆっくりとお話できるのも初めてかと思います。…【暁の明星】殿、私はユナの長(おさ)ダン=ユネスの側近、セツカ=ロゥワ。突然のご無礼をお許し下さい」
唐突にそう言って彼は優雅に独特の手印を結び、恭しくもアムイにユナ式のお辞儀をした。
普段から礼儀を欠かさないセツカではあるが、いくらセドの王子付きの人間とはいえ、彼がよそ者に対して正式な敬意を表す礼をしたのにガラムは驚いた。
「こちらに伺ったのは、どうしてもお伝えしなければならない事と、確認しなければならない事がありまして……」
「ロータスの件で……。レツが俺に会いに来るんだろう?」
動揺もせず当たり前のように言うアムイに、ユナの二人は息を呑んだ。
「…ええ、確かに、私達が貴方に話す事といったら…それしかありませんが。
レツが、貴方に対し、その、かなり……」
相手のあまりにも落ち着いている態度に、かえってセツカは歯切れが悪くなる。何だろうか、この感じ。まるで何もかも見通しているような……。
「殺したいほど憎んでいる?」
はっきりと言ったアムイに、その場の空気がピン、と張り詰めた。
「それは俺がロータスを直接殺したということではなく、彼女の死に深く関係しているからだ」
淡々としたアムイの言葉に、ユナの二人は身を固くする。
「……貴方は…」
「単刀直入に言おう。
俺は彼女を殺してはいない。……処刑寸前だった俺を、危険も顧みず逃がしてくれた。その恩人を、俺が殺めるはずがない。
俺の言葉を信じてくれるか?」
感情の起伏を感じさせないのに、この威圧感は何だろう……。
本当にこの男は、四年前のあの男なのだろうか。ガラムは隣のセツカをちらりと盗み見た。珍しい事にセツカもまた、ガラム同様アムイの存在に圧倒されている。
セツカはほんのしばらくアムイの表情を窺(うかが)っていたが、一瞬キイの方へ目を走らせた。キイが軽く頷くのを見て取ると、再び視線をアムイに移す。
「もちろん、信じます。……実は、彼女の死については、この四年の間、密かにユナの中枢で調査が行われていました」
その言葉に今度はガラムが驚いてセツカを見上げた。
道中、簡単な事情を説明してくれたが、状況証拠だけでは判断できないとして処理した筈の事件を、中枢部が内密に調査していたなんて話は聞いていなかった。
姉の死は謎のまま放って置かれているとずっと思っていた。だからこそガラムはアムイを犯人と決め付け、成人になるまで仇を討つのを待ったのだ。長である父が、いやユナの中枢部ができないのなら、自分が姉の無念を晴らそうと……。
「そしてとうとう調査結果がまとまったと、先日、緊急に私の元に文書が届きました。…長の勅令と共に」
「勅令?」
「……はい。【暁の明星】の命を守れ、という命令です」
セツカのその言葉に大きく息を吐いたのは、アムイではなくキイだった。
「なるほどね。……前にあんたが言っていた、俺に聞きたい事って……やはりあれか」
腕を組みながらキイはセツカに向き直った。
セツカはキイの鋭い眼差しに一瞬顔をこわばらせ、隣のガラムはその意が読めずにきょとんとしている。
意を決したセツカは突然キイの前に跪き、深々と頭を垂れた。
そんな彼の行動に、ガラムも周りも驚きを隠せない。……ただ、キイとアムイ、この二人だけが顔色も変えず、淡々とセツカを見下ろしているだけだ。
明け方の、しんと静まり返った宿の玄関ホールで、ユナの二人とアムイとキイ、そしてシータが張り詰めた空気の中にいた。そしてその空気を察知し、いつでも行動できるように仕度を済ました昂老人とイェンランが、近くの階段の下で待機していた。
ビリビリとした緊張の中、しばしの沈黙の後にセツカは重い口を開く。
「我が敬愛するセドナダの王子よ。どうか真実のお言葉をいただきたい。
……セド王国アマト元王太子殿下のもう一人のご子息は、そこにおられる暁の君であられるか、否か」
静かに放たれるその問いに、何も知らなかったガラムだけが衝撃を受けていた。
「いかにも」
これまたもったいぶって、だが厳かに、セド王国最後の王子と認識されたキイ・ルセイ=セドナダが宣言する。
「女神の御名にかけて宣言する。
ここにいる【暁の明星】は、亡きアマト元王太子の第二子であり、我が弟、アムイ=セドナダぞ。
この者こそ、真実のセド王国最後の王子である」
「……何か仰々し過ぎて、ものすごーく気恥しいのだが」
アムイはぼそりと面白くなさそうに呟いた。が、キイは“んなこと関係ない”とでも言うようにアムイを制し、何でだかえらく得意げになっている。
「いいんだよ、いいの!こういうものはさ、仰々しくしてなんぼ、っていうもんじゃん」
「……そういうもんなの?」
傍で聞いていたシータもぼそっと声を漏らす。
「ユナの幹部がセドの王子としての俺に正式に確証を求めたんだ。こちらとしてもきちんとせ・い・し・きに答えなければ失礼ってもんだろ?
俺様としてはもっと重々しくしてもよかったんだけどさー。いざこうして宣言するとなると今まで考えていた文句がすっ飛んじゃうもんだねぇ」
おい……、何だ、その今まで考えていた文句って……。
アムイは困惑気味に隣へと目を移し、キイの嬉しそうな顔を見てはっとした。
(もしかして本当はこいつ、俺の素性を皆の前で正々堂々と言いたかったんじゃなかろうか──)
あれだけ他所に漏らすな、と口煩く言っていた反動でもあるのか。
何だかアムイがセドの王子だということを、これ見よがしに自慢するような態度だ。
今まで父親から受けた血筋の事実は、お互い禁忌として受け止めてきた事は確かである。
何せセドナダ王家のしかも直系という事実は、当時は父親のアマトだけの問題であって、その事に関係なく育てられた自分達には、はっきり言って王族であるという実感すらなかった。それは親ができるだけ二人を普通に育てたかった、という事もあり、諸外国の王族の後継者のように生まれながらに王となる教育……つまり帝王学なるものすら叩き込まれてなどいない。
そしてもちろん、王族としての誇りや立場などの諸々の自覚すら無きに等しい二人だった。
結局は自分達以外、セドの直系が絶えてしまったので、その分神王の血筋だという事実だけが重く圧し掛かるようになってしまった。
特にその原因の一端が自分達も深く関わっているとしたら尚更だ。
アムイ自身は自分の身の上が煩わしく忘れてしまいたい事実であったとしても、異母兄であり元王太子の第一子でもあるキイにとっては、この長い年月で色々と思う事が山のようにあったようである。
その証に、セドの王子として世間に知れ渡り始めてから、微妙ではあるがキイの態度に変化が見える。
まるで機が熟すのを待ってました、とばかりの王族としての自覚らしいものが現れてくるようになり……。
アムイは目を閉じた。
この王族であるという事実に……逃げてばかりではいけないという、キイの無言な圧力をひしひしと感じてしまったからだ。
キイは……本気だ。
本気で父の祖国を復興させるつもりだ……。
だがそれもどこまでどのように考えているのか、今のキイは口が重く、深い話を聞いた事がない。
だから結局アムイの憶測でしかないわけだが、長年共に過ごし、同じ境遇で、魂の片割れと信じ、唯一無二の存在であるキイだからこそ、きっと自分の考えは当たっているはずだ。
細かい思惑はまだ計り知れないが、あのキイの事だ。時期が来れば全てを明かしてくれるだろう。
……キイが自分に隠し事をしていた事……寿命の件も、もとはといえば壊れかけたアムイを救うためであった。だからこそ、半身であるキイを無条件で信用する自分がいる。一時、キイを恨みがましく思ったとしても、キイが考えなしで自分を貶めるわけがないと確信しているからだ。
今更ながらに、キイの自分への深い愛情を感じる。
しかし当の自分こそ、彼にその愛を返せているのだろうか?
否、自分はずっと守られているばかりだ。
常に感じていることだが、キイを守ろうとする気持ちは他人よりも強固であるくせに、結局はその当人に守られている感を否めない。
でもこれからは。自分の足でしっかりと大地に立ち、どんな苦境や障害も、逃げることなく真っ直ぐに立ち向かうのだ。
それがきっとキイの望んでいる事だ。
アムイはこれから先、キイの思惑が明るみになり、それがどんな要望であろうが何でも受け止めるつもりでいた。
そう。今まで彼の特殊な“気”を常に受けて来たように。
「なぁなぁ、最後の王子って呼び方、何か希少価値があってゾクゾクしねぇ?」
真面目にそう考えていたアムイの耳に、いつものおちゃらけたようなキイのはしゃぐ声が飛び込んできて、がくっと脱力する。
そんなアムイを無視してキイは非常にご機嫌麗しい。
「あー、早く大陸全土に俺のアムイが神王の直系だって言いふらしたいっ!もっとこう、痺れるような科白ってないかねぇ?
そうそうこういうのはどうだ?
大陸を席巻する無法者、しかしてその実体は!最強にして最高の武人【暁の明星】こそ、失われた神の国の最後の王子……。いいねぇ、浪漫だ」
「冒険小説に毒され過ぎ。なーにが、浪漫、よ!
アンタそんなんでいいの?今まで必死に隠してきたんじゃないの?
……そーんな軽いものだったわけっ?」
「いでっ」
シータが呆れてキイの後頭部を思い切り叩く。その光景にユナの二人は心臓が止まるほどに驚いた。
まかりなりにも──セドの王子に……。
青くなったユナの二人に気がついたシータは、一瞬あら、という顔をすると、にっこりと笑って見せた。
「大丈夫!今のこれはただの兄馬鹿だから!それに神王の直系って事実はあっても実際はお国がないから。
だから今はそんなにかしこまるような大層なもんじゃないの」
「お前、俺にそういうことを言うのかよ!ちょっと言い過ぎじゃねえの?」
頭をさすりながら、涙目になってキイはシータを睨みつける。シータはふふん、と鼻を鳴らす。
「本当の事を言って何が悪いの?確かにアンタは今渦中の人だわよ。
だからこそアンタがこの状況下で、それを何かに利用しようとしているだろうなんて事、アタシにだってわかる。……アンタの事だからきっと綿密な筋書きくらいあるでしょうよ。さっきの宣言だって大袈裟かな~とは思ったけどさ。えらく立派になったもんだと感慨に耽って、見直していたところだったのに……」
いつもながら鋭い事をさらりと言う。
アムイは長年シータを知っているが、彼が自分達の事をどこまで理解しているのか、たまに恐ろしくなる時がある。それだけ彼の何気ない言葉はいつも核心を衝(つ)いていた。考えれば昔から謎の多い人だった事を思い出す。
彼の出身は西の国も南寄りにある山村だったという事、家は昔から木こりをしていて、ずっと森の中で育ったという事。それしか知らなかったのを思い出した。まぁ、アムイだけかもしれない。その当時はほとんど、他人の事など目に入っていなかったのだから。
それに本人の許しなく、勝手に探る気などアムイには毛頭ない。
ぶつぶつと文句を言っていたシータは一瞬息を止めると、わざとらしい溜息を思いっきり吐いた。
「親馬鹿ならぬ兄馬鹿ぶりを意気揚々と発揮しているんじゃないわよ」
「何だよ!兄馬鹿のどこが悪いのよ!あ、お前もしかしたらヤキモチやいてる?俺がアムイを溺愛してるから……」
「ぜっったいない!」
いつもの事ながら二人のやり取りはこちらが恥ずかしくなる。アムイはちょっと疲れた溜息をひとつ漏らした。
今はそんなじゃれあいをしている場合じゃないだろうに。
「二人ともやめろよ。彼らが困惑してるじゃないか」
いつになく冷ややかなアムイの声に、キイとシータはピタッと静かになった。こういう時のアムイは気難しくなって後が大変なのだ。それは長い付き合いの二人だからこそよくわかっている。
最初は驚いていたセツカであるが、持ち前の好奇心と洞察力で目の前の成り行きを観察し、思わず口の端に笑みを浮かべた。
どうも目を引く派手な【宵の流星】の影に、つい隠れてしまいそうな【暁の明星】ではあるが、本当は見えないところで手綱を握っているのではないか、と思えて仕方がない。
(まるで猛獣使い?)
その考えに到達したセツカは笑い出しそうになるのを必死で堪えた。
セツカとしては、正式にセドの王子から正式な宣言を貰ってほっとしていた事もあり、少し余裕がでてきたみたいだ。
しかし、ガラムの方といえば茫然自失、そして倒れるのではないか、と思うほどに蒼白だった。
「どういうこと?……暁が…セドの王子……って──」
混乱しているガラムに気付いたセツカが、気を引き締めてゆっくりと立ち上がると、動揺を隠せない若きジースに説明する。
「全ては、この極秘機密が関係していたのです……。
これで、正式にセドの王子と認定されている宵の君から、真実のお言葉を戴いて確定した。
──暁の君が、太陽の王子の隠された御子だという事が」
「もしかしてセツカは…その確定を取る為に、宵の君の元へ……」
ガラムの呟きにセツカは大きく頷いた。
「この確証が一番欲しかった。長の方の本当のご命令はこの件でした。
確定さえいただければ、ロータスの件も公にできる」
「じゃあ、何も知らなかった事とはいえ…もしあの時暁を処刑なんてしていたら……」
ぶるっと悪寒がガラムの全身を襲った。
ユナを救った神王の直系を……。しかも国が崩壊してしまったからこそ、貴重な人材ともいえる人間を……。知らなかったといえ、安易によそ者だからと抹殺しようとしていたのか。
ユネス家の、恩を受けた側の直系である自分だからこそ、未遂であれこの無知なる行いが大それた事だと先祖の血が訴えているのがわかる。その証に全身の震えが止めようにも止められない。
と、いうことはまさか──。まさか姉さんは。
「……よくアムイがセドの王子だと気がついたな」
キイの問いに、セツカは説明した。
「……前にもお話したとおり、十八年ほど前、アマト元王太子殿下がユナの島に突然お忍びでいらっしゃいました」
「十八年…前だと?」
「はい。セドの王国が壊滅する……一週間ほど前かと記憶しています」
キイとアムイは思わず互いの顔を見合わせた。
今、何て言った?
セドの…国が壊滅する……一週間ほど…前?
何の用件で父アマトはユナの島に……。
当惑している二人に、セツカの更なる説明が続く。
「その時、アマト元王太子殿下に接見し、会話をしたのは、長のダンと、私を入れての側近数名……。
そして────実はロータスもその時に殿下にお会いしていました。
だから彼女は、幼いながらも殿下のお顔を直に拝見していたひとりだったのです」
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント