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2015年6月

2015年6月 5日 (金)

第二弾 中央国ゲウラ(桜花楼含む)

《後半以降に出現する人物達、国など》


ゲウラ中央中立国
……天下の女の園、桜花楼のある中立国家ゲウラは、大陸の中心に位置する小さな国。
大陸での諸事情のため、少なくなっている女を守るため、国家資金のため、高級娼館を保護・保持していたが、十数年前にその娼館(桜花楼)は独立し自治区となる。それも女を商売として大きくなったが故の結果であった。

この話ではゲウラの詳しい国家内情は語られていないが、小さいながらも知恵を持って存続している国のようである。他の4国のように、王家が国を治めているとは違うようなのも、この国の特徴かもしれない。
本編では詳しく出てこないが、どうやら共和制国家らしい。ゼムカ王ゼイゼムの一人娘がゲウラの元老院をしている、という話が出てくる。どうやら宗教戦争前に、この国を作った君主が断絶したらしい。それに変わる機関として共和制となった経緯があるようだ。

中枢機関は議会。(ゲウラ中央議会)
世界各国の要人が集まることで有名である。大陸全体の話し合いは必ず中立で治安のよいゲウラで行われる。

全大陸から集めたあらゆる最高位で結成される【賢者衆】も、本部はここにある。

ジャクリュエル執政官
  ゲウラの国家元首である。四十代のナイスミドル…という話。


ガイヴァ議長
  ゲウラ議会の議長を務める。かなりの名門の出。


フィオナ=サーチ元老院
  男ばかりのゼムカの元王、ザイゼムのひとり娘。二十三歳。
黒髪に紫色の瞳の絶世の美女。この若さで女性初の元老院を務めている。
バツイチで現在サーチ書記官と再婚。……多分この本編ではちらりとしかお出になりません(汗)話にたまに出るくらいの、大陸でかなり有名な女性の一人。

桜花楼(おうかろう)
……ゲウラ国営娼館であるが、今は自治区となって独自に女性の管理を行っている。質の良い女性を抱えているのが有名で、王侯貴族も御用達であり、かなりの巨額が動くという。桜花楼にスカウトされた少女はレベルが高く、将来は高位に嫁いだり身請けされるのが多いとされる。女を不当に扱うのを防ぎ保護するためにできたとされる高級娼館であるが、それは全て男の意向に沿うものである。


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2015年6月 4日 (木)

第一弾 東の国【後半】

《後半以降に出現する人物達とその国など》

荒波(あらなみ)州
……ハウル州知事(陸)・アベル提督(海)の二人が統治する東の国きっての港を持つ、海側の細長い国で、東で2番目に大きい州。
ほとんどの東の海岸線を所有しているため、交易が盛んで東の玄関とされるほどの貿易港がある。海軍も発展し、特に今の若い提督になってからは、海賊も震え上がるほどの最強の存在となっている。

アベル=ジン
  海軍提督。黄金の髪にブルー(ブル・ノ・ウェアールの輝石と呼ばれるほどの青)の瞳の持ち主。鋼鉄の防波堤、と荒波海軍が称される礎を作った若き軍神と恐れられ、州民からは英雄視されている。

カァラ(異名は【姫胡蝶】)* 
  アベル提督の愛人。絶世の美女風情だが男。アムイの“気”を吸って廃人となった極悪大罪人シヴァの息子。元南の国宰相ティアンの養い子。邪眼という物事を見通す力を持つ。キイにちょっかいを出し、アムイに気持ちを揺さぶられる。

ハウル=リッサ
  荒波州知事。穏やかな美青年で、アベルの元彼。先日妻との間に息子が生まれたばかり。母が敬虔なオーン信徒のため、自分の常識に囚われがち。

ライル=リッサ
  大佐。知事の末弟であり、アベルの左官。幼少の頃からアベルに心酔し、恋心を募らせ彼を追って海軍へと入る。カァラと出会う前、アベルの恋人に昇格し、幸福の絶頂にいたのだが……。赤茶色の髪、こげ茶の目。

レザー大尉
  アベルの年配の部下(補佐役)で父親の友人でもある。若かりし頃はリッサ家の子息たちの護衛だった。温厚でアベルの良き理解者でもある。


風砂(ふうさ)州
……総督エピネと州議会で自治している東の国で一番大きい州。ほぼ中心に位置する。風の強い、砂漠の多い土地柄であるが、中心にある大都市には大きな湖があってよく栄えている。キイ達の育て親でもある前聖天師長(ぜんしょうてんしちょう)竜虎(りゅうこ)の出身地でもある。

総督のエピネは何年か前に南の国の王妹である王女リンガと政略結婚したが、自分の可愛がっていた小姓に王女が手を出したとかで呆気なく離縁したという醜聞がある。


緑森(ろくしん)州
……モガ州知事を代表とする東の国3番目に大きい州。北の国国境にあり、山岳地帯に位置する。その北寄りの東はずれに、聖天山(しょうてんざん)があり、その山だけは聖天風来寺の自治区となっている。 
ちなみにそのモガ州知事は、六十過ぎてはいるが妻と多数の愛人を持つほどの女好き(王族でないくせに後宮があるとまで噂がある)で、最近ではとうとう女に飽きて男である姫胡蝶の愛人に立候補したという、アベルが呆れた隣州の知事はこの男である。


清流(せいりゅう)州
……クマロ州知事を代表とする、東の国一番小さな州。南の国に隣接しているため、たびたび南の国が侵攻し、セド王国を攻めるための足掛かりにされた過去を持つ。州の立て直しのために人材と財力をつぎ込んで余裕がない。そのためにいつ州が解体してもおかしくないと思われているが、セド王国滅亡を受けて、セド人を母と持つクマロが州知事として統治してから徐々に復興している。清見川(きよみがわ)という東で一番大きい川を持ち、その恩恵を賜ってきた。 

※他、小さな2州があったが、その他の村や小国同様に、セド王国崩壊によって無法地帯となっている。


※他に自治体としていくつか東方海域に島が多数あり、その代表のひとつがオーン神国に近いキサラ島がある。ちなみに荒波州アベル提督の母親の出身地である。

もっと東方には多民族と交流を好まない、閉鎖的で謎の多いなユナ族の島がある。
今回、時間がないので割愛し、後に詳細を追記します。
(最後にセツカが登場するかもしれないので、それまでに……


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2015年6月 3日 (水)

最終章に向けて 人名およびその他設定についての紹介と説明について

覗きに来てくださっている皆さま。

長期の放置、本当に申し訳ございませんでした。
つぶやきブログにも書きました通り、この6月より執筆を再開致します。
できましたら、このまま突っ走りたい気持ち満々です。

そのためにも、初心に戻ってココログのデザインも普通に戻しました。

そして今後お話を展開するためにも、これから必要であろうとする人物や設定の紹介、および説明を先に載せたいと思います。

後半になってかなりの人数の人物が入り乱れ、読み手の方々に混乱を招いているだろうと恐縮に思います。
ですが、最初に心内を吐露したように、自分の湧き上がるものをそのまま書く、ぶっつけ本番ライブ感覚で展開する、という事を貫徹させていただくためにいろいろ悩んだのですがあえて目をつぶり、自分の我儘を通させていただこう、と決意させていただきました。

この長期に渡り、当初読んでくださっていた方々が今現在どのくらい残っていただいているか自分にはわかりません……。途中で更新が途絶えた自分の不徳と致すところ、自業自得と肝に銘じ、これからはわき目も振らずこの物語を完結させる所存です。

今のところ更新は不定期ですが、書き上げたらすぐにブログにあげるといういつものスタイルで進めていこうと思います。


これからもよろしくお願いします。

       2015年6月3日・kayan(栢ノ守くれは)拝

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

※次回から《後半以降に出現する人物達とその国》として、本編再開まで随時更新していきます。

予定としては以下の通りになっています(汗)
仕事しながらの更新なので、不定期となりますことをご了承ください。

第一弾・東の国

第二弾・中央国ゲウラ(桜花楼含む)

第三弾・南の国リドン

第四弾・西の国ルジャン

第五弾・北の国モウラ

第六弾・男だけの王国ゼムカ

第七弾・聖天風来寺、他の国の宗教

第八弾・神国オーン・天空飛来大聖堂

第九弾・その他団体

第十弾・セド王国おさらい


*更新のたびにリンクをかけます。
通常はカテゴリー欄からご覧ください。


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